2016年5月18日水曜日

引き取り屋という職業があることをご存知でしょうか?

法改正が行われ、行政は繁殖屋からの大量の犬猫の持ち込みに対する引き取りを拒否できるようになりました。これは本来は 終生責任をもって飼育してほしいという趣旨ではあるのですが、結果として繁殖屋にとって不必要な動物の行き先がなくなった、ともとれます。

そこで引き取り屋という新たな 闇の商売が発生したと思われます。

TSRでは 個人の集まりであるがゆえ、大きな保護を行うことはできず、日々行政にてお迎えのなかったシュナ達や行政からお話をいただいたシュナ達をメインにお預かりしています。

そして お力添えいただいているボランティアさんからお話をいただいた場合、このような大規模なレスキューのお手伝いをさせていただくことも。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/ohtamasahiko/20160516-00053862/

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20160517/2328390

告発されたこの引き取り屋にもシュナがいました・・・正確には何頭いたのかはわかりません。
しかしボランティアさんからシュナじゃない?といただいた写真のなかから、確実にこの子は絶対にシュナだ!と言い切れる子がいました。

しかし、引き取り屋といわれる人とうまく話が進まないと嫌だと言われたら引き出せない、とも同時にお聞きしていました。どこまで行っても所有権の問題があるので、勝手に連れて帰ることはできないのです。

お話をいただいたボランティアさんにご尽力いただき、無事彼はそこを脱出することができました。
現場より獣医さん経由にてTSRにてお預かりすることになりました。

獣医さんのところですべての医療ケアをおこなっていただき、TSRにてお預かりするころには、立派なシュナに戻ってくれていました。






TSRメンバーも手厚いケアでさらに男っぷりをあげ、あっという間に新しいお家にて、新しい犬生をスタートすることになりました。

その後こちらの現場にはたくさんのボランティアさんが入られ、たくさん数のわんちゃんたちが救われているそうです。


TSRにてお預かりしたパピーミルや引き取り屋のその後が明確にわかることはあまりありません。

このように告発され、新聞記事になり、ご存じなかった方がこういう世界があることを知ってくださる・・・そしてここにいたわんちゃんたちはどうなるのだろうか?と思う。

まずはそこから・・・

明るい場所があれば暗い場所があるのは世の常なのかもしれません。

でも、少しでも明るい場所が広がっていくように、これ以上 こんなに無条件に愛情を注いでくれるわんこやにゃんこたちに辛い生活を強いることがありませんように。

彼は今はどこの美男子ですか?状態で幸せにそしてとても大切にしてもらっています。

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